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失敗しないシャフト交換!

2010年7月31日

 最近ネットで『シャフト交換します!』とシャフトの交換をするところが増えてきました。困ったものです・・・本来のシャフト交換とは、ただ有名メーカーのシャフトを差し替えれば良いと思い違いをしている方があまりにも多く感じます。(同じシャフトでもクラフトマンの技術で変わります。)

 特に大手メーカーの量産型のヘッドは個体差が多く、同じヘッドは無いと言ってよいでしょう。シャフトを変えるとはヘッドの特性を知り、使用中のクラブの現状を把握した上で、シャフト選びをする事に意味があるのです。
 シャフトを交換する事は、車ではエンジンを積み替える様なものです! 車体に合わないエンジンを載せたら、ハンドリングがめちゃくちゃになってしまいまともに走りません!

そんな事にならない様に、以下の事を工房で調べて書き出して下さい。

  1. リアルロフトを調べる(表記とは違う事が多い)
    ⇒ 弾道に関係します
  2. クラブの重さ
    ⇒ スイング中の遠心力に関係します
  3. ヘッドのアングル角
    ⇒ クラブの進入角に関係します
  4. キックポイント(メーカー表記も参考になります)
    ⇒ 弾道とボールの回転数に関係します
  5. 振動数(硬度とは違いますクラブのタイミングです)
    ⇒ スイング時のタイミングに関係します
  6. ベントテスト(メーカーの硬度は基準になりません)
    ⇒ シャフトの硬度の基本になります
  7. 長さ・バランス・なども参考にしましょう

最も大切なのは使用するゴルファーの意見です。
飛距離・方向性・球筋(フェード・ドロー)自分がイメージする弾道を、シャフトに反映させる事です。

***上記の診断が出来ない工房は問題外です***

 クラブメーカーもどんなタイプのゴルファーに合うのか表記しないのも問題だが、「販売店も売れれば良い」や、「後は知りません! 」の様な販売だけの目的でクラブを販売する方法にも疑問が残ります。

 ゴルファーが賢く冷静にシャフトを選べれば、必ずクラブは貴方のゴルフの最高の味方になります。悪いクラブはありません! 合わないクラブが悪いスイングを生み、上達を妨げるのです。

 真剣にシャフトを選んで下さいね・・・!

太田嗣人 トラディショナルスポーツ 代表取締役



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