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シャフト交換するためのコツ!

2011年2月2日

『シャフト交換をしたい!!』とお考えの方に必ず知ってほしい事がございます。
大手メーカーのクラブに関して、最近の傾向はショップに並べた時に目立つ事を目的にした、機能を重視しないモデルが多くなっている事は薄々ゴルファーのみなさんも感じていると思います。ですから、ヘッドの特長を知った上でシャフト交換をお考えにならないと期待した結果は得られないと思います。

シャフト交換の際にお考えいただく事は・・・

クラブの問題点を整理しましょう!
問題は方向性や距離についてなど色々ありますが
今回は、『 飛距離の問題!! 』について

飛距離の問題!! 一例として・・・『弾道が高く、ランが出ない』

シャフト交換に使う機器類の画像

チェック方法・・・ヘッドが原因の場合

  • ロフトが適正ではない
  • 重心深度が深すぎる
必要な計測
  1. クラブのリアルロフトを計測する
  2. ヘッドの重心を計測する
  3. インパクトエリアの確認
  4. 進入角度の確認

チェック方法・・・シャフトが原因の場合

  • シャフトキックポイントが先調子
  • しなり曲線が先端にありアッパー効果を誘発する
  • シャフトの復元率が高く柔らかい
必要な計測
  1. 振動数を測定(振動数は硬さとは違います。シャフト固有振動なのでリズムです。)
  2. 硬度を測定(メーカーシャフトには硬度基準はありません。R及びSの表記は参考になりません。)振動数硬度計があると、双方の比較でシャフトの特性を割り出せます。
  3. キックポイントの確認(振動数とベントテストで割り出せます。)

一例の“弾道が高く、ランが出ない”が理由の場合、最低でもヘッドそしてシャフトの計測が必要です。
その他の理由と、高弾道でスライス、フックで低弾道、キャリーが出ない、初速は早いが球が伸びない、など様々な問題点がゴルファーにはあると思います。
ご自分の抱えている問題点を明確にし、適したシャフト選びとシャフト交換を考えましょう。
大切な事はゴルフクラブを道具として考え、自分に合うようにする事がシャフト交換であり、クラブチューニングです。

太田嗣人 トラディショナルスポーツ 代表取締役



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