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知っておきたい!! 『ゴルフクラブ業界』について

2013年6月21日

知っておきたい!! 『クラブ業界』についてお話しをしたいと思います。

アメリカやヨーロッパなどでは、『プロショップ』と言ったらコース所属のプロが、ゴルファー(生徒)の為にクラブのアドバイスや、体型(ロフト・ライ角)スイング(シャフト硬度・グリップの太さ)クラブをコーディネートしてくれる事が一般的です。
だから、『プロショップ』となっています。

日本の販売方法は、独特で野菜の販売のように店頭に並べ販売しています。 簡単なスィングスペース(鳥籠)でスィングチェックして、一般ゴルファーは午前と午後でさえスィングが違います。なのに・・・その場のスィングでクラブ選びをしてしまします。 本当にこれだけで合うのでしょうか?
答えは今お使いのクラブにあります!!!

クラブ業者の仕組み

  1. オーダーメイドクラブメーカー

    自社でクラブ設計する技術があり、すべてのクラブパーツを理解したクラフトマンが手掛ける“エンジニアクラフトマン”がいる会社で、卸販売業務は基本的にはしない。

    オーダーメイドクラフトショップは、アメリカやヨーロッパ(オリジナルパーツ・メーカーパーツ)などに多く、クラブ生産としては総生産数の50%近くになります。日本では2~3社程度しか存在しません。(組み立て工房や小規模クラブメーカーとよく間違われます)

  2. 小規模のクラブメーカー及び、地クラブメーカー

    小規模でクラブ販売、クラブパーツ販売卸業者を通じて販売を目的とする。

    小規模クラブパーツメーカーは、組立てたクラブの販売・パーツの卸販売が基本です。パーツ販売の場合組み立て工房をお客様としています。または、大手メーカーのように量販店などでクラブ販売をしています。(クラブの販売方法により価格がまちまちなのが問題です)

  3. 組立工房

    卸業者からパーツを買い、組立をして販売する。多くの工房がこの組立屋です。オーダーメードとは全く違うので見分け方は、オリジナルパーツを持っているかが目安になります。

    卸業者からクラブパーツの仕入れをして、クラブパーツが高額の仕入れにより、組立製品としてクラブ販売をする。(販売価格が2~3割オーダーメイドクラブと比べ販売価格が高くなります)

  4. 大手クラブメーカー

    自社でクラブ設計をして広告宣伝(雑誌・テレビなど)または、専属プロゴルファーにより大量販売を目的とする会社。

    企業としての販売が目的利益優先の為、広告がメインで販売パーツの素材シャフトの繊維など 安価な為個体差に問題あり、プロの使用しているクラブは秘密事項の塊なので一般販売はしていません。また、一般販売のクラブは中国で量産し細かい検査も無く、箱に詰められR/Sの表記などで色分けされ販売されている。(一体、誰の為のクラブか分からない。)

クラブ生産工場の流れ

クラブ生産工場の流れ 図

太田嗣人 トラディショナルスポーツ 代表取締役



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