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ライ角を修理する場合のワンポイント!!

2010年3月20日

今回は、アイアンのライ角について簡単に説明します。

我々プロのクラフトマンは身長のみで、ライ角を合わせることはありません。
身長が同じでも、手の長さ・腰の位置がゴルファー個々個人全く違うからです。
身長とアドレス時の手の位置(個人により手の長さや、なで肩などの関係です)が重要になります。

 例えば、身長が高く手の長さが短ければライ角度がアップライトになりますが、最近の若いゴルファーは、身長が高く手も長いので通常のライ角にすることも多くなりました。

 それから、ライ角を決めるにはもうひとつ大切な要素があります。
 それは、『トゥダウン現象』といいシャフトが弓なりに反る現象のことです。
 インパクト時のソール部分に傷が出ますその際、ヘッドの慣性モーメントの下部分に傷が出るように設定するのが最も理想的です。

 また、ソール形状により異なり、専門家に確認してもらい調整することお勧めします。技術のない工房は身長が高いからアップライトにしましょう!また、直し方も2次元で曲げてしまうのでフェースの向きが変わってしまい直すどころか壊してしまいます。

総合的にライ角を判断することが最も大切な事です!
クラブを買う時よりも慎重に工房を選びましょう。

太田嗣人 トラディショナルスポーツ 代表取締役



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